クラウド会計freeeの個人事業向けの料金プランは「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどれにすべきか?(13)~導入コンサル・税務調査サポート補償~

今回で13回目、引き続きクラウド会計freeeの個人事業主向け、「スターター」「スタンダード」「プレミアム」の機能の違いに関する記事となります。

今回も、「スターター」「スタンダード」では利用できず、「プレミアム」では利用できる機能を紹介します。

導入コンサル(まるごと導入サポート)

クラウド会計freeeの個人事業向けの料金プランは「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどれにすべきか?(1)~メンバーの追加~で紹介した、freeeのヘルプセンターのホームページの【個人】会計freeeのプランについてというページでは、「プレミアム」のみ、「導入コンサル(まるごと導入サポート)」が利用できる旨、記載されています。

しかしながら、freeeのヘルプセンターをどう探しても「導入コンサル(まるごと導入サポート)」の解説はありません。

おそらく、他の会計ソフトからfreeeへのデーター移行支援というサービスがあるので、このサービスであると推測します。

データ移行支援サービスでは、他の会計ソフトからfreeeへの仕訳データのインポート代行を、最大1期分・1回のみ実施してもらえるサービスです。

このデータ支援施行サービスは、「スターター」「スタンダード」では利用できず、「プレミアム」では利用できます。

このデータ移行支援の詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページのサポートデスクにデータ移行を依頼するというページをご参照ください。

他の会計ソフトからfreeeへの仕訳データのインポートする機能は、「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどのプランでも利用できますので、自分でインポートすればよいだけです。この機能のために「プレミアム」にする必要はないです。

税務調査サポート補償

税務調査を受ける場合、税理士に税務調査立ち合いを依頼すると、税務調査立ち合い報酬を支払うことになります。

税務調査を受け、税理士に税務調査立ち合い報酬を支払った場合に、税務調査立ち合い報酬に充てるための保険金が支払われる保険に追加負担なしで加入できるのが、税務調査サポート補償です。

保険金の限度額は50万円、税務調査立ち合いは2日分(1日10万円まで)が限度額となります。

なお、無申告であった場合の税務調査、また重加算税を課されるような税務調査の場合は、保険金は支払われないようです。

税務調査サポート補償は、「スターター」「スタンダード」では利用できず、「プレミアム」では利用できます。

税務調査サポート補償の詳細に関しては、freeeのホームページの税務調査サポート補償というページをご参照ください。

所得税の申告に関する報酬よりも、税務調査立ち合いの報酬のが金額が大きくなることが多いので、この税務調査サポート補償があった方が安心です。

ただし、重加算税を課される場合は、保険金は支払われないようです。税務調査に入られる自信のある方は、重加算税を課される可能性が高いと思いますので、保険金の支払われない可能性があることを覚悟してください。

まとめ

導入コンサルがデータ移行支援サービスだとすると、他の会計ソフトからfreeeへの仕訳データのインポートする機能は、「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどのプランでも利用できます。この機能のために「プレミアム」にする必要はないです。

税務調査サポート補償は、あった方が安心なサービスです。このサービスのためだけに「プレミアム」を利用してもよいかと思います。ただし、保険金の支払いの要件は、厳しいです。