クラウド会計freeeの個人事業向けの料金プランは「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどれにすべきか?(10)~仮締め・部門階層~

今回で10回目、引き続きクラウド会計freeeの個人事業主向け、「スターター」「スタンダード」「プレミアム」の機能の違いに関する記事となります。

今回も、「スターター」「スタンダード」では利用できず、「プレミアム」では利用できる機能を紹介します。

仮締め

クラウド会計freeeの個人事業向けの料金プランは「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどれにすべきか?(8)~月締め・定期請求と合計請求~でも紹介した通り、クラウド会計freeeには、月締めという機能があります。

この機能を利用すると、特定の日付までの記帳を締めることができます。締められた期間は、その期間内の日付で仕訳(取引・口座振替・決済など)を登録・編集・削除することができなくなります。

また、クラウド会計freeeには、仮締めという機能があります。

月締めでは、すべてのメンバーが、月締めを解除しない限り、締められた期間内の日付で仕訳(取引・口座振替・決済など)を登録・編集・削除することができなくなります。

一方、仮締めでは、管理者以外のメンバーが、仮締めを解除しない限り、締められた期間内の日付で仕訳(取引・口座振替・決済など)を登録・編集・削除することができなくなります。

言い換えると、月締めでは、管理者も登録・編集・削除ができなくなりますが、仮締めでは、管理者は登録・編集・削除ができます。

管理者の立場だと、自分以外に関して入力を制限できるので、月締めよりも効率的に締めを実行できます。

仮締めは、「スターター」「スタンダード」だと利用できず、「プレミアム」では利用できます。

仮締めの詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの特定の期間を仮締め・本締めする(月締め)というページをご参照ください。

この機能は、管理者以外の担当者が日付を間違えて入力してしまうことを防ぐには便利な機能ですが、無くても困らない機能ですので、「スターター」「スタンダード」でも大丈夫です。

部門階層

クラウド会計freeeの法人向け料金プランは「ミニマム」と「ベーシック」のどちらにすべきか?(2)~消し込みに関する自動登録ルールの設定・部門階層~でも紹介したとおり、クラウド会計freeeでは、部門別会計を実施できます。

特定の親部門(たとえば営業部)の下に、子部門(たとえば営業課)を設定し、親部門別でも、子部門別でも部門別に集計する機能を「部門階層」機能といいます。

この部門階層は、「スターター」「スタンダード」だと利用できず、「プレミアム」では利用できます。

部門階層の詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの部門の階層を設定する(親部門の設定)というページをご参照ください。

子部門での部門別会計を実施したい場合は、「プレミアム」の利用が必須となります。

まとめ

仮締めは、管理者以外の担当者が日付を間違えて入力してしまうことを防ぐには便利な機能ですが、無くても困らない機能ですので、「スターター」「スタンダード」でも大丈夫です。

部門階層は、子部門での部門別会計を実施したい場合、必須の機能となります。部門階層が利用できない「スターター」「スタンダード」ではなく、部門階層を利用できる「プレミアム」を利用するしかありません。