クラウド会計freeeの法人向け料金プランは「ミニマム」と「ベーシック」のどちらにすべきか?(3)~収益レポートと費用レポート・入金管理レポートと支払管理レポートの年齢表~

前々回、前回に引き続き、クラウド会計freeeの法人向けの料金プランの「ミニマム」と「ベーシック」のどちらを利用すべきかに関して、両プランの機能の違いを紹介します。

収益レポートと費用レポート

クラウド会計freeeには、収益レポートを表示する機能があり、この機能を利用すると売上や雑収入といった収益に関して、取引先や品目ごとの推移や構成割合をグラフ表示でみることができます。

また費用レポートを表示する機能があり、この機能を利用すると仕入や消耗品費といった経費に関して、取引先や品目ごとの推移や構成割合をグラフ表示でみることができます。

収益レポート・費用レポートは「ミニマム」だと利用できず、「ベーシック」では利用できます。

収益レポートの詳細に関しては、freeeのヘルプセンターのホームページの収益レポートの見方と活用アイディアというページをご参照ください。

費用レポートの詳細に関しては、freeeのヘルプセンターのホームページの費用レポートの見方と活用アイディアというページをご参照ください。

グラフ機能ですので、ぱっと見で全体像を掴めることは良い点です。また、経費の場合、勘定科目を横断して、特定の取引先に対する支出の集計が一発で分かるのも良い点です。

ただし、「試算表」「月次推移」といったレポート機能で、「取引先」「品目」で検索をかければ、各数値を掴むことは可能です。

入金管理レポートと支払管理レポートの年齢表

クラウド会計freeeには、入金管理レポートを表示する機能があり、この機能を利用すると売掛金・未収入金等の債権の入金予定等が、債権一覧や年齢表として確認することができます。

また支払管理レポートを表示する機能があり、この機能を利用すると買掛金・未払金等の債務の支払予定が、債務一覧や年齢表として確認することができます。

年齢表とは、債権・売掛金(または債務・買掛金)が発生から何か月経過していているか、またいくら残高が残っているかなどの情報を確認できるレポートです。

入金管理レポートと支払管理レポートのうち、年齢表は「ミニマム」だと利用できず、「ベーシック」では利用できます。

入金管理レポートの詳細に関しては、freeeのヘルプセンターのホームページの入金管理レポートの見方と活用アイディア(売掛レポート)というページをご参照ください。

支払管理レポートの詳細に関しては、freeeのヘルプセンターのホームページの支払管理レポートの見方と活用アイディア(買掛レポート)というページをご参照ください。

債権・債務の残存期間を一発で把握できるので、年齢表は債権債務が多い会社はあった方がよい機能です。

ただし、「取引の一覧」画面で、「未決済取引」の検索を掛けることにより、未回収の債権、未払の債務を把握することは可能です。

今回のまとめ

収益レポートと費用レポート、入金管理レポートと支払管理レポートの年齢表もあった方が便利ですが、取引数が多くないうちは使わなくてもよい、すなわち「ミニマム」でもよいかと思います。