クラウド会計freeeの個人事業向けの料金プランは「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどれにすべきか?(11)~配賦計算・電子帳簿保存機能~

今回で11回目、引き続きクラウド会計freeeの個人事業主向け、「スターター」「スタンダード」「プレミアム」の機能の違いに関する記事となります。

今回も、「スターター」「スタンダード」では利用できず、「プレミアム」では利用できる機能を紹介します。

配賦計算

クラウド会計freeeには、配賦計算という機能があります。

部門共通の収益・経費を、各部門に配分して、各部門の収益・経費に計上することを配賦といいます。配賦は、各部門の損益をより明らかにするために実施されます。

クラウド会計freeeの配賦計算では、特定の勘定科目・品目・部門に計上された収益・経費を、予め設定した比率で、各部門に配賦する仕訳を自動で作成することができます。

配賦計算は、「スターター」「スタンダード」だと利用できず、「プレミアム」では利用できます。

配賦計算の詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの費用の配賦(部門への割り当て)を行う)というページをご参照ください。

配賦計算は、部門別会計をより厳密に実施するためには、便利な機能です。部門別計算を厳密に実施したい場合は、配賦計算を利用できる「プレミアム」の利用をお勧めします。

ただし、部門別会計を実施しない場合には、不要な機能となりますので、「スターター」「スタンダード」でも大丈夫です。

電子帳簿保存機能

クラウド会計freeeでは、電子帳簿保存機能を利用できます。

紙のレシートや請求書などについて、一定の要件を満たしてスキャンすることで電子的に保存することを電子帳簿保存といいます。一定の要件を満たして電子帳簿保存を実施すると、レシート等の原本を破棄することもできます。

電子帳簿保存の要件を満たすためには、電子化された情報に対する読込情報の記録、タイムスタンプの付与、定期的な検査等が必要となります。

クラウド会計freeeの電子帳簿保存機能では、電子化された情報に対する読込情報の記録、タイムスタンプの付与が実施できます。

電子帳簿保存機能は、「スターター」「スタンダード」だと利用できず、「プレミアム」では利用できます。

電子帳簿保存機能の詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページのレシート類の原本を破棄可能にする(電子帳簿保存)というページをご参照ください。

電子帳簿保存機能を利用したい場合は、「プレミアム」の利用が必須となります。

ただし、電子帳簿保存の要件は満たすことは、まだまだ煩雑な手間がかかるため、紙の保存の方が、作業時間は少なくて済みます。

まとめ

部門別会計をより厳密に実施したい場合は、配賦計算をより便利に利用できる「プレミアム」の利用をお勧めします。ただし、部門別会計を実施しない場合には、配賦計算は不要な機能となりますので、「スターター」「スタンダード」でも大丈夫です。

電子帳簿保存機能を利用したい場合は、「プレミアム」の利用が必須となります。ただし、電子帳簿保存の要件は満たすことは、まだまだ煩雑な手間がかかるため、紙の保存の方が、作業時間は少なくて済みます。