マネーフォワードの個人事業向けの料金プランは「パーソナルミニ」「パーソナル」「パーソナルプラス」のどれにすべきか?(10)~他社ソフトデータの移行(エクスポート)・達人シリーズ連携~

今回で10回目、マネーフォワードクラウドの個人事業向け料金プラン、「パーソナルミニ」「パーソナル」「パーソナルプラス」の機能の違いに関する記事となります。

マネーフォワードクラウドの個人事業向け料金プランは、法人向け料金プランよりも、プランによる機能差が本当に多いです。会計アプリとしての機能に関しては、次回で終了の予定です。

他社ソフトデータの移行(エクスポート)

マネーフォワードクラウド確定申告において、「パーソナルミニ」では他社ソフトデータの移行(エクスポート)を利用できません。「パーソナル」「パーソナルプラス」では他社ソフトデータの移行(エクスポート)が利用できます。

さて、他社ソフトデータの移行ですが、弥生会計等からマネーフォワードに移行するために、弥生会計等からエクスポートした一定のデータを読み込む機能が、マネーフォワードには備わっています。

逆に、マネーフォワードから弥生会等に移行するために、弥生会計等で読み込めるように仕訳データをエクスポートする機能も、マネーフォワードには備わっています。

このマネーフォワードから他ソフトで読み込めるように仕訳データをエクスポートする機能が、他社ソフトデータの移行(エクスポート)となります。

毎度お馴染みのマネーフォワードクラウドサポートのホームページの「弥生会計の仕訳インポート」機能の使い方というページで弥生会計からのインポートの詳細は確認できます。また、「PCAの仕訳エクスポート」機能の使い方というページでPCAへの仕訳エクスポートの詳細は確認できます。

特殊な使い方をしない限りは、頻繁に使う機能でもないので、他社ソフトデータの移行(エクスポート)が利用できない「パーソナルミニ」でも、大丈夫です。

達人シリーズ連携

マネーフォワードクラウド確定申告において、「パーソナルミニ」では達人シリーズ連携が利用できませんが、「パーソナル」「パーソナルプラス」では達人シリーズ連携が利用できます。

さて、達人シリーズですがNTTデータがリリースしている所得税申告書等の申告書作成ソフトになります。

マネーフォワードクラウド確定申告の「パーソナル」「パーソナルプラス」では、達人シリーズのうち「所得税の達人」(所得税申告書作成ソフト)、「消費税の達人」(消費税申告書作成ソフト)にデータを連携できます。

毎度お馴染みのマネーフォワードクラウドサポートのホームページの「達人シリーズ連携」の使い方というページで、詳細は確認できます。

達人シリーズは、税理士事務所・会計事務所以外でも利用できますが、利用するのは税理士事務所・会計事務所が中心です。

アドバイザーとなっている税理士事務所・会計事務所から、達人シリーズ連携のできる「パーソナル」「パーソナルプラス」の利用を依頼された場合は、検討してください。

今回のまとめ

特殊な使い方をしない限りは、頻繁に使う機能でもないので、他社ソフトデータの移行(エクスポート)が利用できない「パーソナルミニ」でも、大丈夫です。

達人シリーズ連携は、自ら利用するのではなく、アドバイザーが利用するパターンが多いので、アドバイザーから達人シリーズ連携のできる「パーソナル」「パーソナルプラス」の利用を依頼された場合は、検討してください。