今回で9回目、マネーフォワードクラウドの個人事業向け料金プラン、「パーソナルミニ」「パーソナル」「パーソナルプラス」の機能の違いに関する記事となります。
マネーフォワードクラウドの個人事業向け料金プランは、法人向け料金プランよりも、プランによる機能差が本当に多いです。会計機能に関しては、あと2回で紹介が終わる予定です。
摘要辞書
マネーフォワードクラウド確定申告において、「パーソナルミニ」では摘要辞書を利用できません。「パーソナル」「パーソナルプラス」では摘要辞書を利用できます。
さて、まず摘要ですが、仕訳の作成時に、取引の内容をわかりやすくするために記載するメモ書きのようなもので、取引の具体的内容や取引先を記載します。
摘要辞書とは、何度も反復して発生するような取引に関して、その取引に関する摘要を登録し、仕訳を入力する際にその摘要を呼び出して登録できる機能です。
毎度お馴染みのマネーフォワードクラウドサポートのホームページの「摘要辞書」の設定方法というページで、詳細は確認できます。
摘要辞書を利用できるのは、仕訳帳入力の時だけで、摘要だけを呼び出して登録できます。
摘要だけでなく、摘要・金額・勘定科目をセットで登録し、呼び出せ、かつ仕訳帳入力と振替伝票入力でも利用できる「仕訳辞書」の方が便利です。
さらには、銀行データ等を連携した際に、摘要・金額・勘定科目をセットで登録し、自動で呼び出せる自動仕訳ルールの方が、さらに便利です。
「パーソナルミニ」でも、仕訳辞書、自動仕訳ルールは利用できるので、摘要辞書が利用できなくても大丈夫です。
ストレージ
マネーフォワードクラウド確定申告において、「パーソナルミニ」のストレージの容量は100MBですが、「パーソナル」「パーソナルプラス」のストレージの容量は10GBです。
さて、ストレージですが、クラウド上にマネーフォワードで作成した帳票が保管されたり、また他のファイルをアップロードして保管することができる機能です。
毎度お馴染みのマネーフォワードクラウドサポートのホームページの「ストレージ」の使い方というページで、詳細は確認できます。
記憶できる容量が多ければ多いほど便利ですが、会計アプリとして利用する分には、容量が少ない「パーソナルミニ」でも問題ありません。
今回のまとめ
摘要辞書が使えなくても仕訳辞書が利用できるので「パーソナルミニ」で大丈夫です。ストレージの容量が少なくても、会計アプリとして使用は「パーソナルプラス」で問題ありません。