今回で8回目、引き続きクラウド会計freeeの個人事業主向け、「スターター」「スタンダード」「プレミアム」の機能の違いに関する記事となります。
月締め
クラウド会計freeeには、月締めという機能があります。
この機能を利用すると、特定の日付までの記帳を締めることができます。締められた期間は、その期間内の日付で仕訳(取引・口座振替・決済など)を登録・編集・削除することができなくなります。
月締めは、「スターター」だと利用できず、「スタンダード」「プレミアム」では利用できます。
詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの特定の期間を仮締め・本締めする(月締め)というページをご参照ください。
この機能は、日付を間違えて入力してしまうことを防ぐには便利な機能ですが、無くても困らない機能ですので、この機能が利用できない「スターター」でも問題ありません。
定期請求と合計請求
クラウド会計freeeの法人向け料金プランは「ミニマム」と「ベーシック」のどちらにすべきか?(7)~定期請求と合計請求・請求書の一括メールと一括郵送・請求書の一括ダウンロード~でも紹介しておりますが、クラウド会計freeeには、請求書を発行する機能が含まれています。通常の請求書は「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどのプランでも作成できます。
請求書の中でも毎月のように定期的に請求する場合、クラウド会計freeeでは、定期請求機能が利用できます。
定期請求機能を活用すると、毎月同じような項目は一括で設定でき、請求書が効率的に作成できます。
また、1か月の間に何度も納品があるような販売先に対して、納品ごとに「納品書」を作成している場合、クラウド会計freeeでは、1か月分の納品書を1部にまとめた請求書(=合計請求書)を作成できます。
納品ごとに請求書を発行するよりも、1部にまとめた請求書を発行するほうが効率的ですし、請求書を受け取る売上先からも喜ばれます。
定期請求と合計請求は、「スターター」だと利用できず、「スタンダード」「プレミアム」では利用できます。
定期請求に関する詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの定期的な請求書発行を自動化するというページをご参照ください。
また、合計請求に関する詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの複数の見積書・納品書から合算請求書を作成するをご参照ください。
請求書は複製もできますので、定期請求は、利用しなくても大丈夫な機能だと思います。
合計請求に関しては、本機能を利用しないと、別途請求書を作成する必要がありますので、売上先の要望等で合計請求書が必要な場合、「スターター」ではなく「スタンダード」「プレミアム」の利用するしかありません。
まとめ
月締めは便利ですが、無くても困らないので、「スターター」でも問題ありません。
合計請求書を利用する必要がある場合は、合計請求書の作成機能が利用できない「スターター」ではなく、合計請求書の作成機能が利用できる「スタンダード」「プレミアム」の利用するしかありません。