クラウド会計freeeの個人事業向けの料金プランは「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどれにすべきか?(7)~ファイルボックス・支払調書~

今回で7回目、引き続きクラウド会計freeeの個人事業主向け、「スターター」「スタンダード」「プレミアム」の機能の違いに関する記事となります。

ファイルボックス

クラウド会計freeeには、ファイルボックスという機能があります。

この機能を利用すると、領収書等の画像をクラウド会計freeeにアップロードして、特定の取引と紐づけしたり、また領収書等から日付や金額をOCR認識し、会計入力に利用することができます。

また電話番号をOCR認識して、電話番号から取引先を認識し、取引先から勘定科目も推測してくれます。

ファイルボックスは、「スターター」だと領収書等を月5枚まで利用でき、「スタンダード」「プレミアム」では月10G分の領収書まで利用できます。

詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページのレシート類の取り込み機能(ファイルボックス)についてというページをご参照ください。

現状では、領収書等の電子帳簿保存の要件も、まだまだ厳しいですし、データをインポートして画面を確認しながら、データを確定させるよりも、直接入力したほうが早い場合が多いです。

しかしながら、電子帳簿保存の要件がより緩和し、OCR認識の精度や勘定科目推測の精度が高くなれば、非常に便利な機能です。

本機能を利用したい場合は、領収書等が月5枚の「スターター」では、お話しになりませんので、月10Gまでのデータ保存ができる「スタンダード」「プレミアム」を利用した方がよいです。

支払調書

クラウド会計freeeには、支払調書を作成する機能があります。

支払調書を作成するためには取引先を設定し、支払調書の対象となる各取引で取引先を登録する必要があります。

なお、クラウド会計freeeの支払調書作成機能は、「不動産の使用料等の支払調書」など、不動産関連の支払調書の作成には対応していません

支払調書の作成機能は、「スターター」だと利用できず、「スタンダード」「プレミアム」では利用できます。

詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの支払調書を作成するというページをご参照ください。

支払調書の作成は、取引先で検索をかけて数値をピックアップし集計することもできますが、本機能を利用したほうが圧倒的に早く支払調書が作成できます。

支払調書の作成枚数が多い場合は、支払調書の作成機能が利用できない「スターター」ではなく、支払調書の作成機能が利用できる「スタンダード」「プレミアム」の利用をお勧めします。

まとめ

電子帳簿保存の要件がより緩和し、OCR認識の精度や勘定科目推測の精度が高くなれば、ファイルボックス非常に便利な機能です。

本機能を利用したい場合は、領収書等が月5枚までしか保存できない「スターター」では、お話しになりませんので、月10Gまでのデータ保存ができる「スタンダード」「プレミアム」の利用をお勧めします。

支払調書を作成するために、支払調書の作成機能を利用すれば、作成のスピードアップができます。

支払調書の作成枚数が多い場合は、支払調書の作成機能が利用できない「スターター」ではなく、支払調書の作成機能が利用できる「スタンダード」「プレミアム」の利用をお勧めします。