クラウド会計freeeの個人事業向けの料金プランは「スターター」「スタンダード」「プレミアム」のどれにすべきか?(2)~消費税区分別表と消費税集計表・消費税申告~

前回に引き続き、今回もクラウド会計freeeの個人事業主向け、「スターター」「スタンダード」「プレミアム」の機能の違いに関する記事となります。

消費税区分別表・消費税集計表

クラウド会計freeeにおいて、「スターター」では消費税区分別表・消費税集計表を利用できません。「スタンダード」「プレミアム」では消費税区分別表・消費税集計表を利用できます。

さて、消費税の課税事業者となっている場合は、消費税の申告書を作成するために、各取引の入力時に課税売上とか課税仕入といった消費税区分を設定します。

消費税区分別表では、特定の消費税区分に含まれている勘定科目の合計額・内訳を確認したり、また逆に勘定科目別に消費税区分の合計額・内訳を確認することができます。

この機能は、消費税区分が正しく入力されているかどうかを確認するために利用します。

次に、消費税集計表ですが、消費税の申告書に転記しやすいように、消費税区分ごとに集計値が表示されます。

詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの4. 消費税区分別表・消費税集計表を確認するというページで紹介されています。

消費税の申告を実施するためには、消費税区分別表や消費税集計表がないと、非常に手間が掛かります。

消費税の申告が必要な場合は、消費税区分別表・消費税集計表を利用できない「スターター」は選択肢から外れます。

消費税申告

クラウド会計freeeにおいて、「スターター」では消費税申告機能を利用できません。「スタンダード」「プレミアム」では消費申告機能を利用できます。

さて、消費税申告機能ですが、日々の取引を入力する際に設定した消費税区分を基礎に、消費税申告書と付表を作成できる機能です。

消費税集計表では、消費税申告書の元となる数値の集計額を確認できますが、この消費税申告機能では、消費税申告書そのものを作成できます。

詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの5. 消費税の確定申告を行うというページで紹介されています。

消費税集計表が利用できなくても、消費税申告機能があれば消費税申告書が作成できますが、消費税区分別表・消費税集計表と消費税申告のどちらも使えない「スターター」は、消費税の課税事業者の選択肢からは外れます。

まとめ

消費税の申告を実施するためには、消費税区分別表や消費税集計表がないと、非常に手間が掛かります。

消費税の申告が必要な場合は、消費税区分別表・消費税集計表を利用できず、また消費税申告も利用できない「スターター」は選択肢から外れます。