今回で7回目となりますが、引き続き、クラウド会計freeeの法人向けの料金プランの「ミニマム」と「ベーシック」のどちらを利用すべきかに関して、両プランの機能の違いを紹介します。
今回からは、クラウド会計freeeのうち、請求書作成に関する機能差を紹介します。
(2024年8月21日注記)freeeの法人向け料金プランは、2024年7月1日以降の新規契約・契約更新から、大きく改定となっております。改定後の料金プランに関しては、別記事で紹介させていただく予定です。
定期請求と合計請求
クラウド会計freeeには、請求書を発行する機能が含まれています。通常の請求書は「ミニマム」でも「ベーシック」でも作成できます。
請求書の中でも毎月のように定期的に請求する場合、クラウド会計freeeでは、定期請求機能が利用できます。
定期請求機能を活用すると、毎月同じような項目は一括で設定でき、請求書が効率的に作成できます。
また、1か月の間に何度も納品があるような販売先に対して、納品ごとに「納品書」を作成している場合、クラウド会計freeeでは、1か月分の納品書を1部にまとめた請求書(=合計請求書)を作成できます。
納品ごとに請求書を発行するよりも、1部にまとめた請求書を発行するほうが効率的ですし、請求書を受け取る売上先からも喜ばれます。
定期請求と合計請求は、「ミニマム」だと利用できず、「ベーシック」では利用できます。
定期請求に関する詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの定期的な請求書発行を自動化するというページをご参照ください。
また、合計請求関する詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの複数の見積書・納品書から合算請求書を作成するをご参照ください。
請求書は複製もできますので、定期請求は、利用しなくても大丈夫な機能だと思います。
合計請求に関しては、本機能を利用しないと、別途請求書を作成する必要がありますので、売上先の要望等で合計請求書が必要な場合、是非利用したほうがよい機能です。
請求書の一括メールと一括郵送
クラウド会計freeeでは、作成した請求書に関して、請求書をメールで送信したり、請求書を印刷して郵送することを依頼することができます。
この請求書のメール、郵送依頼に関して、「ミニマム」では請求書を1文書ずつしか操作できませんが、「ベーシック」では一括で操作ができます。
詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの作成した請求書類を送信・郵送・印刷するをご参照ください。
大量の請求書をメールもしくは郵送依頼する場合には「ベーシック」の方が、効率的です。
請求書の一括ダウンロード
クラウド会計freeeでは、「ミニマム」でも「ベーシック」でも、作成した請求書を一枚ごとにPDFファイルにてダウンロードすることができます。
また、複数枚の請求書をまとめてダウンロードすることもできます。この機能が、請求書の一括ダウンロードとなります。
「ミニマム」では請求書の一括ダウンロードは利用できませんが、「ベーシック」では請求書の一括ダウンロードが利用できます。
詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの請求書を一括でダウンロードするをご参照ください。
大量の請求書をダウンロードする場合には「ベーシック」の方が、効率的です。
今回のまとめ
合計請求書を利用したい場合、また大量の請求書を送信、郵送依頼、ダウンロードする場合には、「ベーシック」の利用をお勧めします。