今回で5回目となりますが、引き続き、クラウド会計freeeの法人向けの料金プランの「ミニマム」と「ベーシック」のどちらを利用すべきかに関して、両プランの機能の違いを紹介します。
それにしても、クラウド会計freeeはマネーフォワードよりもプランによる機能差が多いです。
(2024年8月21日注記)freeeの法人向け料金プランは、2024年7月1日以降の新規契約・契約更新から、大きく改定となっております。改定後の料金プランに関しては、別記事で紹介させていただく予定です。
総合振込ファイル出力機能
クラウド会計freeeには、総合振込ファイル出力機能があります。この機能を利用すると振込金額・振込先情報を含むファイルを出力でき、インターネットバンキングで総合振込する際に、そのファイルを読み込むことで、振込のための手間が削減できます。
freeeの料金プランは「ミニマム」と「ベーシック」のどちらにすべきか?(3)で紹介した、支払管理レポートの画面から総合振込ファイルは作成できます。
総合振込ファイル出力は、「ミニマム」だと利用できず、「ベーシック」では利用できます。
詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページのインターネットバンキングに振込データを連携するというページをご参照ください。
総合振込ファイルが作成できると、インターネットバンキングで金額を入力しなくてよくなりますので、振り込先数が多い時は非常に便利です。
振込依頼のインターネットバンキングへの送信
総合振込ファイル出力機能では、総合振込のためにファイルを作成し、そのファイルをインターネットバンキングで読み込ませます。
クラウド会計freeeには、総合振込のためにファイルを作成さずに、直接振込データをインターネットバンキングに連携させることもできます。この機能が、振込依頼のインターネットバンキングへの送信機能です。
ただし、この機能に対応しているのは、住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行 BizSTATION(法人向け口座)、ジャパンネット銀行のみであり、一回で連携できる件数には制限があります。
総合振込ファイル出力機能と同じく、振込依頼のインターネットバンキングへの送信は、freeeの料金プランは「ミニマム」と「ベーシック」のどちらにすべきか?(3)で紹介した、支払管理レポートの画面から実施します。
振込依頼のインターネットバンキングへの送信機能は、「ミニマム」だと利用できず、「ベーシック」では利用できます。
詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページのインターネットバンキングに振込データを連携するというページをご参照ください。
住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行 BizSTATION(法人向け口座)、ジャパンネット銀行を利用している場合、総合振込ファイルの作成が省けますので、便利です。
ジャパンネット銀行を利用している場合は、インターネットバンキングにログインすることなく、クラウド会計freeeだけで振込が完了しますので、さらに便利です。
今回のまとめ
振込件数が多い場合は、総合振込ファイル出力機能は非常に便利ですので、ぜひ利用したいです。「ミニマム」よりも、総合振込ファイル出力機能が利用できる「ベーシック」の利用をお勧めします。