クラウド会計システムを利用した経理代行

クラウド会計システムを利用した経理代行とは

「クラウド会計システムによる経理代行」とは、マネーフォワードとfreeeのいずれかのクラウド会計システムを利用し、会計システムへの入力、会計資料の整理、振込データの作成等を私たちが代行するサービスです。

私たちが会計等を代行しますので、社内に経理担当者がいないお客様、会計業務に時間を掛けたくないお客様向けのサービスです。

ちょこっと解説
会計と仕訳

ざっくり説明すると、例えば特定の物を買ったというような個々の取引を、帳簿に記帳し、帳簿に記帳された取引を集計することが、会計といえます。

集計された結果をまとめた書類が、貸借対照表、損益計算書といった決算書です。

個々の取引ごとに、勘定科目(取引の内容を性質ごとに区分したもので、勘定科目の種類は大体決まっている)と金額と摘要(具体的な取引の内容と相手先)等を会計帳簿に記帳することが仕訳です。

会計システムを利用する場合は、帳簿に仕訳を手書きするのではなく、金額、勘定科目、摘要等をシステムに入力します。

クラウド会計システムを利用した経理代行の特徴

1.お客様は、クラウド会計システムで、いつでも業績等を確認できます

インターネットに接続できる環境であれば、PCやスマートフォンで、お客様もクラウド会計システムにログインし、入力済みの内容や業績をいつでも確認できます。

PCでは、WindowsでもMacでも、特別なソフトウエアをインストールすることなく、ChromeやSafariといったブラウザから、クラウド会計システムにログインできます。

スマートフォンからも、ChromeやSafariといったブラウザから、クラウド会計システムにログインできますが、アプリをインストールした方が見やすくなります。

2.クラウド会計システムの利用による効率化で、経理代行料金が低くなります

クラウド会計システムには、以下に説明するような銀行・クレジットカード等とのデータ連動、通販サイトとの連動、売上データ・給与データとの連動、AI OCRによるデータ連動により、仕訳入力の自動化できます。

この自動化により、私たちの経理代行に要する時間も大幅に削減できます。

私たちの業務の効率化ができますので、クラウド会計を利用しない場合に比べて、私たちへの経理代行料金が低くなります。

例えば、自動入力が全くできない仕訳に関して1仕訳あたり200円の経理代行料金となりますが、クラウド会計の活用より完全に自動入力できる仕訳では1仕訳あたり60円の経理代行料金となります。

3.クラウド会計システムで銀行データ等とデータ連携できます

クラウド会計システムでは、銀行のインターネットバンキングのサイト・クレジットカード会社のサイト・通販サイトの閲覧ID・パスワードを登録することにより、取引データを自動取得します。

アマゾンビジネスのような一部の通販サイトでは、通販サイトから適格請求書データも取引データと一緒に連携することもできます。

自動取得した取引データは、仕訳入力データへ自動的に変換できます。会計freeeでは、自動登録ルールが設定されていれば、自動的に仕訳も作成できます。

インターネットバンキングにログインする代わりに、クラウド会計システムにログインし、残高や取引を確認することも可能です。

(注)クラウド会計システムにはインターネットバンキング等の取引データを閲覧するためのパスワードを登録しますが、振込等に必要なパスワードは登録しません。したがって、クラウド会計システムの利用が原因となって不正送金等されることはありません。

4.請求書作成、請求書の郵送、売上データの連動ができます

クラウド会計システムでは、見積書・売上請求書・領収書を作成したり、請求書をメール送信・自動郵送することができます。

また作成した売上請求書のデータは、仕訳として自動入力することができます。

経理代行を実施する私たちも、売上請求書の閲覧・印刷ができますので、請求書の控えを印刷して、郵送していただかなくても大丈夫です。

5.クラウド給与システムとデータの連動ができます

クラウド会計システムと同シリーズのクラウド給与システムを利用いただければ、給与データは、仕訳として自動入力することができます。

クラウド給与システムを利用いただけば、給与明細をWEBで配信することもできます。

給与計算の代行も、私たちは実施しています。

6.紙の領収書もスキャンして保管できます

クラウド会計システムには、スキャンした領収書を取引に紐づけて電子的に保存する機能があります。紙の領収書をスキャンすれば、領収書の保管が不要となります。

紙の領収書をスキャンしてクラウド会計システムに保管いただければ、紙の領収書等を、郵送していただかなくても大丈夫です。また、クラウド会計システムにログインして、特定の取引の領収書等を確認することができます。

また、クラウド会計システムでは、AI OCRといった、スキャンした領収書の日付、支払先、金額を読み込み、適格請求書であるかも判断する機能があります。

7.電子取引による請求書も転送いただけます

クラウド会計の機能ではありませんが、電子取引による請求書を私どもに転送いただけます。転送していただいた請求書データ等を私どもでクラウド会計システムに入力します。

請求書受領用のメールアドレスを設定し、そのメールを私どもに転送されるように設定いただければ、お客様でメールを転送していただく必要もありません。

また、請求先のWEB先のシステムから請求書をダウンロードすることにも対応いたします。

8.インターネットバンキングの振込データも作成できます

クラウド会計に請求書を登録すると、インターネットバンキングの振込データも連携して作成できます。クラウド会計から連携できない場合は、手作業でインターネットバンキングに振込用データも作成いたします。

※私どもで実施するのは振込データの作成までで、振込の実行はお客様に実施していただきます。

クラウド会計システムを利用した経理代行の料金

「クラウド会計システムを利用した経理代行」をご利用いただく場合は、「税務会計顧問サービス」も、あわせてご利用いただく必要があります。

「クラウド会計システムを利用した経理代行」をご利用いただく場合の月額料金は、以下の通り「税務会計顧問料金(月額)」に「経理代行基本料金(月額)6,000円」と「経理代行従量料金(月額)」を合計した料金となります。

また、月額料金の他に、「決算・法人税申告書等作成料金」、その他でご依頼いただいた「その他のサービスの料金」が発生します。

※料金の記載額は、すべて消費税別となります。

月額料金

税務会計顧問料金(月額) 6,000円~

経理代行基本料金(月額) 6,000円

経理代行従量料金(月額) 3,000円~

合計料金(月額) 15,000円~

決算料金

決算・法人税申告書作成料金 120,000円~

年間料金(月額料金、決算料金、そのサービス料金の合計)

月額料金(1年分) 180,000円~

決算料金 120,000円~

その他サービス料金 0円~

合計料金(年額) 300,000円~

経理代行従量料金の詳細
業務の内容金額
追加で入力する項目がないレベルで完全に自動入力できる仕訳の入力(1仕訳あたり)60円
自動入力される項目はあるものの、摘要の入力、勘定科目の選択等が必要となる仕訳の入力(1仕訳あたり)120円
自動入力される項目が一切ない仕訳の入力(1仕訳あたり)200円
部門登録をする場合の仕訳入力の追加料金(1仕訳あたり)80円
固定資産の仕訳入力の追加料金(1固定資産あたり)500円
不動産の売買の仕訳入力の追加料金(1不動産あたり)10,000円
メール転送された請求書のクラウド会計システムへの保存するための料金(1請求書あたり)100円
特定のシステムにログインして請求書をダウンロードしクラウド会計システムへ保存するための料金(1請求書あたり)300円
振込データの作成料金(1件あたり)
※ただし振込データ作成1回あたりの最低額は5,000円となります
800円

注1)「追加で入力する項目がないレベルで完全に自動入力できる仕訳」は、売上データ・給与データでクラウド会計システムで連動できる仕訳、銀行データと連動するデータのうち振込手数料に関する仕訳、クレジットカードと連動する取引のうちETC利用に関する仕訳、通販サイトと連動できる物品購入の仕訳で、請求書・領収書等の仕訳への紐づけも不要な仕訳となります。
注2)「自動入力される項目はあるものの、摘要の入力、勘定科目の選択等が必要となる仕訳」は、銀行データで一部を連携できる売掛金の回収・買掛金の支払に関する仕訳、クレジットカードデータで一部を連携できる物品の購入に関する仕訳で、請求書・領収書等の仕訳への紐づけが必要な仕訳となります。もしくは会計freeeのファイルボックスにお客様にてアップロードいただいた現金払いの領収書に関する仕訳となります。
注3)「自動入力される項目が一切ない仕訳」は、紙のままで領収書を提供いただいた現金払いの物品の購入に関する仕訳、現金払いの駐車場料金の支払に関する仕訳となります。
注4)従量料金は、仕訳の種類ごとに仕訳数をカウントし、仕訳単価を乗じて計算します。なお、複合仕訳の仕訳数は、仕訳日記帳の1行を1仕訳としてカウントします。
注5)従量料金は、経理代行のスタート時、または新年度のスタート時に仕訳数を概算で見積もり、各月の料金は概算の仕訳数による請求となります。決算時に実際の仕訳数をカウントし、概算の仕訳数による料金と実際の仕訳数による料金を精算します。
注6)クラウド会計システムの利用料は、お客様に別途ご負担いただきます。
注7)会計入力に関して、経費に関する領収書・請求書には、その領収書・請求書から内容を判断できる場合を除き、その内容を領収書・請求書の余白もしくは裏面に記入していただきます。内容の記載が無い場合は、確認のための必要な時間10分あたり1,000円(消費税別)の追加料金が発生します。