今回で4回目です。人事労務freeeの料金プランである「ミニマム」と「ベーシック」のどちらを利用すべきかに関して、両プランの機能の違いを紹介します。
(2024年8月21日注記)人事労務freeeの料金プランは、2024年3月以降の新規契約・契約更新から、大きく改定となっております。改定後の料金プランに関しては、別記事で紹介させていただく予定です。
年末調整(電子申告)
人事労務freeeでは、申告freeeに給与支払報告書や法定調書合計表のデータを連携させることができ、申告freeeで給与支払報告書・法定調書合計表を電子申告できます。
ただし、あくまでアドバイザーとなっている税理士事務所・会計事務所が申告freeeを利用している場合に、アドバイザーが申告freeeにデータを連携できるだけです。
なお人事労務freeeでは、源泉徴収票等のデータをエクスポートする機能はありません。エクスポートさえできないので、国税庁からダウンロードできるe-taxソフトにデータを連携することもできません。
この年末調整(電子申告)(=あくまで申告freeeへの連携機能)は、「ミニマム」では利用できず、「ベーシック」では利用できます。
詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの年末調整をfreeeで電子申告する(手続き編)というページをご参照ください。
もし、アドバイザーから年末調整(電子申告)のできる「ベーシック」の利用を依頼された場合は、検討してください。
経費精算-給与連携
クラウド会計freeeの料金プランは「ミニマム」と「ベーシック」のどちらにすべきか?(8)~経費精算・人事労務freee連携(経費精算の給与明細連携)~でご紹介した通り、クラウド会計freeeで、経費精算機能を利用した場合、社員に支払うべき経費の精算額を、人事労務freeeの給与明細に反映させ、給与と一緒に支払うことができます。
この経費精算-給与連携は、人事労務freeeでも「ミニマム」では利用できず、「ベーシック」では利用できます。
詳細に関しては、毎度お馴染みのfreeeのヘルプセンターのホームページの経費精算の内容を給与明細に追加するというページをご参照ください。
社員が多くなり、社員に対する経費精算が必要で、かつ給与と一緒に支払たい場合は、是非利用した方がよい機能です。
今回のまとめ
年末調整(電子申告)は、アドバイザーが申告freeeと連携できる機能ですので、アドバイザーから年末調整(電子申告)のできる「ベーシック」の利用を依頼された場合は、検討してください。
経費精算-給与連携に関しては、社員の経費の精算額を給与と一緒に支払いたい場合は、便利な機能ですので「ベーシック」を利用することをお勧めします。