今回は、クラウド会計freeeのAI OCR(光学文字認識)を紹介します。
現金取引で受け取った領収書は、銀行取引やクレジットカード取引のようにデータ連携できませんでした。しかし、このAI OCR機能により、現金取引で受け取った領収書に関しても、経理業務の効率化ができるようになりました。
AI OCRによる領収書・請求書の自動読み取り
freeeのAI OCR機能は、領収書や請求書をスキャンまたは撮影してアップロードするだけで、日付、金額、発行元(取引先)などの情報を自動で読み取ります。
取引先名と自社の取引先データベースを照合し、自動でマッチングを行います。
これにより、手作業での入力ミスを防ぎ、作業時間を短縮できます、業務の効率化が図れます。また、電子帳簿保存法の検索要件にも対応しており、法令遵守の面でも安心です。

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読み込みれたデータのファイルボックスでの見え方
AI OCRで読み込みたい領収書は、ファイルボックスにアップロードします。ファイルボックスにアップロードしたファイルを開くと、以下のように各データが読み込まれています。
自動で認識した画像内の文字は、ハイライトされ、画像内の文字を視覚的にパッと確認しやすくなります。
ハイライトをつけることができる画像内の文字は、レシートの日付・金額・登録番号です。

(出典)freeeヘルプセンター記事「レシート類の取り込み機能(ファイルボックス)について」
まとめ
freeeのAI OCR機能は、経理業務の自動化と効率化を実現する強力なツールです。今回は、データが連携できるところまで紹介しましたが、次回は連携されたデータの登録に関して、紹介します。
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