前回までは、マネーフォワードクラウドの法人向けの2つの料金プラン「スモールビジネス」と「ビジネス」に関して、マネーフォワードクラウド会計における機能の違いを紹介しました。
マネーフォワードクラウドを利用すると、マネーフォワードクラウド会計以外に、マネーフォワードクラウド給与(給与計算)、マネーフォワードクラウド請求書(請求書発行)、マネーフォワードクラウド経費(経費申請)、マネーフォワードクラウド勤怠(勤怠管理)といったシリーズ商品も利用できます。
今回は、「スモールビジネス」と「ビジネス」の2つの料金プランでの、マネーフォワードクラウド請求書の機能の違いを紹介します。
郵送、メール送信等の一括操作
マネーフォワードクラウド請求書では、作成した請求書に関して、請求書を印刷して郵送することを依頼したり、請求書をメールで送信することができます。
また、請求書を印刷したり、簡単に修正しないようにロックをかけたり、作成した納品書から請求書を作成できます。
この請求書の郵送依頼、メール、印刷、ロック、納品書からの請求書作成に関して、「スモールビジネス」では請求書を1文書ずつしか操作できませんが、「ビジネス」では一括で操作ができます。
大量の請求書を処理する場合には「ビジネス」の方が、効率的です。
回収消込表
マネーフォワードクラウド請求書において、「スモールビジネス」では「回収消込表」という機能が使えませんが、「ビジネス」では「回収消込表」という機能が使えます。
では、「回収消込表」とはどんな機能でしょうか。
「回収消込表」とは、作成した請求書のうち、未入金となっている残高などを閲覧できる機能です。
この機能を使えば、たとえば9月末で本来回収予定なのに未回収となっている取引先を一覧表で把握したり、また未回収金の総額を把握できます。
毎度お馴染みのマネーフォワードクラウドサポートのホームページの回収消込表の使い方というページで、詳細は確認できます。
この機能も大量に請求書を発行する場合は、あった方がよい機能です。取引先が多くなければ、会計の残高試算表で、売掛金で未回収先を確認するといったような、他の確認方法もあります。
販売管理台帳
マネーフォワードクラウド請求書において、「スモールビジネス」では「販売管理台帳」という機能が使えませんが、「ビジネス」では「販売管理台帳」という機能が使えます。
では、「販売管理台帳」とはどんな機能でしょうか。
「販売管理台帳」とは、取引先ごとに取引を登録し、一定期間ごとに取引をまとめて帳票が作成できる機能です。
たとえば、1か月の間に何度も取引があるような販売先に対して、「販売管理台帳」機能を利用すれば、1か月分をまとめた合計請求書を作成できます。
毎度お馴染みのマネーフォワードクラウドサポートのホームページの販売管理台帳の使い方というページで、詳細は確認できます。
なお、1か月の間に何度も納品があるような販売先に対して、納品ごとに「納品書」を作成している場合、「納品書合算請求書作成」機能を利用すれば、1か月分をまとめた合計請求書を作成できます。
納品書合算請求書作成は、「スモールビジネス」「ビジネス」のどちらでも利用できます。
納品書を作成せずに、合計請求書を作成したい場合は、「スモールビジネス」では対応できないので、「ビジネス」を利用するしかありません。